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蒼い華が咲く
蒼い華が咲く
مؤلف: 槇瀬光琉

01 出逢いは偶然?それとも…

مؤلف: 槇瀬光琉
last update تاريخ النشر: 2025-07-25 19:12:25

俺の名前は織田蒼樹おだそうき。一応高校2年生。生まれた時から蒼い髪に蒼い瞳。遺伝子の突然変異だって。そして、両親のどちらにも似なかった女顔で童顔。

これでも17歳なんですけど?

実年齢よりも3つか4つぐらい若く見られる。冗談じゃねぇつうの!

そして、この髪と瞳のせいでついたあだ名が蒼い華。蒼華そうかだって。まぁ、それには深いわけがあるんだけどね。

俺の家庭はとっくの昔に冷めている。

俺が小5の時に両親が不倫を始め、小6の春になったころ、二人は俺を置いて不倫相手の元へ行ってしまった。

一人残された俺は心が壊れて夜遊びを覚えた。それが中学を上がる少し前のこと。一人、夜の相手を探すように彷徨うからついたあだ名が彷徨う蒼い華。蒼華そうかだった。

色んなことを覚えたなぁ。女遊びも、酒も、煙草も。

でも、どれも俺の荒んだ心を満たしてはくれなかった。今でも心は荒んだまま。

もう戻れないのかな?

こんな俺でも子供心に色んなことを考えたわけさ。どうやったら両親の心を自分に振り向かせることができるかってね。

で、行きついたのが勉強だったわけ。テストでどんないい点数を取ろうが、どんなにいい成績を取ろうが、両親は俺のことなんて見向きもしなかった。

もう俺の存在なんてあの2人の中には残ってないのかもね。生活費と必要最低限のモノだけを与え続けられてるんだから…。

本当は気が付いてたよ。両親が俺のことを嫌ってるの。俺がこんな姿だから…。

気が付いちゃったんだよね、両親がいなくなってからさ。

だから俺はあの2人にとって存在価値がないんだ。存在価値がないのは俺自身。誰にも必要とされていないんだから…。

これでもさ、学校だけはちゃんと行ってる。

俺の通ってる学園は聖青葉学園、県内じゃトップクラスの進学校。偏差値メチャクチャ高い。

それだけあって勉強にはかなり力を入れてる学園だよ。中学校の担任に薦められて決めたんだけどさ、俺がどんなにいい学校に進学しても両親は無関心なまま。

ホント笑っちゃうよね。俺ってあの2人にとって何?

こんなんだから俺は一人夜になると街を彷徨う。だからついたあだ名が彷徨う蒼い華。蒼華。

俺は華ってガラじゃないんだけどね。俺はそこまでキレイなヤツじゃない。

この手は薄汚れた血で染まってるんだから…。

でも、夜の街を彷徨う俺に危害を加えようものなら夜の街の掟が許しちゃくれない。

俺は夜の街に君臨する暴走族ZEAに守られているから。ZEAの頭とは旧友だからね。しかも幼馴染なんだよね。

この街には夜の掟が存在する。それは不良たちや暴走族の中にだけ決められた掟。

その掟がある限り、誰も蒼華に手を出すことはできない。蒼華に手を出せばそれ相応の報復が待っている。

それが夜の街の掟。

さぁ、今宵も一人淋しく夜の街を彷徨おうかなぁ。

どうせ、家にいたって一人だしさ…

槇瀬光琉

2026/1/21.…今更ですが誤字脱字の修正をしました。

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  • 蒼い華が咲く   119

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